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Googleコアアップデートとは?順位下落時の正しい対処法

検索順位の変動を分析するダッシュボードのイメージ

「先月までは検索の上位に表示されていたのに、急に順位が落ちてアクセスが減ってしまった」。中小企業の経営者の方からこうしたご相談を受けるとき、まず疑われるのがGoogleの「コアアップデート」です。

実際、2026年5月21日(米国時間、日本時間22日)に始まった「May 2026 コアアップデート」は、6月2日に展開が完了したばかりです。これに前後して検索順位が大きく動いたサイトも少なくありません。

この記事では、コアアップデートとは何か、順位が下がったときに何を確認し、どう対処すればよいのかを、Googleの公式情報をもとに専門用語をできるだけ避けて解説します。むやみに振り回されず、落ち着いて自社サイトを育てていくための考え方を整理しました。

記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司

目次

Googleコアアップデートとは?まず仕組みを正しく知る

検索順位の変動を分析するダッシュボードのアイソメトリックイラスト

コアアップデートとは、Googleが検索順位を決める仕組み(アルゴリズム)に対して、年に数回行う大規模な見直しのことです。Googleはこうした更新を公式に「コアアップデート」と呼び、実施するたびにランキング更新の一覧で告知しています。

一方でGoogleは、「ほとんどのサイトはコアアップデートを特に気にする必要はなく、実施されたことに気づかないことすらある」とも述べています。順位が動いて初めて意識する、という方がむしろ自然なのです。だからこそ、まずは仕組みを正しく理解しておくことが、不要な不安を抱えないためのいちばんの近道になります。

特定のサイトを「狙い撃ち」するものではない

まず押さえておきたいのは、コアアップデートが特定のサイトやページを罰するためのものではない、という点です。Googleは公式に「これらの変更は広範なもので、特定のサイトや個別のページを対象にしたものではない」と説明しています。

つまり順位が下がったとしても、それは「あなたのサイトが悪質だと判定された」という意味ではありません。Web全体の中で相対的に評価が見直された結果、順位が入れ替わっただけというケースも多いのです。

Googleが使う「おすすめレストラン」のたとえ

Googleはコアアップデートを、友人に伝えるおすすめレストランのリストにたとえています。数年前に作った「お気に入りの20店」も、時間が経てば新しい良い店が候補に加わり、順位は自然と入れ替わっていきます。

リストから外れた店が「悪い店」になったわけではなく、ほかにもっとふさわしい店が現れただけ——というのがGoogleの説明です。順位が下がること=ペナルティ、ではないという感覚は、振り回されないための第一歩になります。

そもそも検索順位がどう決まるかも押さえておく

コアアップデートを正しく理解するには、Googleが普段どんな基準で順位を決めているかを知っておくと役立ちます。検索意図との関連性、情報の信頼性、ページの使いやすさなど、複数の要素が組み合わさって順位は決まります。

その土台となる考え方は、別の記事で詳しくまとめています。あわせてご覧ください。

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2026年のコアアップデートと最新動向

検索順位のグラフを虫眼鏡で確認するアイソメトリックイラスト

コアアップデートは「年に数回」という頻度で実施されます。直近の動きを知っておくと、自社の順位変動がアップデートと重なっているかを判断しやすくなります。

2026年に実施された主なコアアップデート

2026年は、これまでに3月と5月に大きなコアアップデートが行われました。3月のアップデートは3月27日から4月8日にかけて、5月のアップデートは5月21日(米国時間)から6月2日にかけて展開されています。

いずれも展開(ロールアウト)の完了までに12日前後かかりました。アップデートは一瞬で終わるものではなく、完了まで1〜2週間ほど順位が不安定になるのが通常です。

なお、こうした大型アップデートの合間にも、Googleは告知のない小規模な更新を日々行っていると公表しています。日々の細かな変動の一つひとつに過剰に反応する必要はありません。

AI検索時代のコアアップデート

近年は、検索結果の上部にAIが回答を表示する「AI Overviews(AIによる概要)」や、対話型の「AIモード」が広がっています。これらのAIによる回答も、通常の検索ランキングと同じ仕組みをもとに参照先を選んでいるとされています。

そのためコアアップデートは、従来の順位だけでなくAI回答での扱われ方にも影響します。順位は大きく変わっていないのにアクセスだけ減る、というケースも増えており、その背景は別の記事で詳しく解説しています。

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AI検索への向き合い方そのものは、SEOの基本を丁寧に積み重ねることと大きくは変わりません。慌てて特別な手法に飛びつくより、信頼できる中身を整えることが結局は近道になります。

特に、運営者が誰なのかを明確にし、一次情報や実体験にもとづいて書くことは、人にとってもAIにとっても信頼の判断材料になります。会社概要や執筆者のプロフィールを整えておくだけでも、コンテンツの土台はぐっと安定します。

順位が下がったとき、最初に確認する3つのこと

検索順位の変動を分析するダッシュボードのアイソメトリックイラスト

順位が落ちたと感じたら、感覚だけで判断せず、まず数字で事実を確認することが大切です。ここではGoogleが推奨している確認手順を、3つのステップに整理します。

①本当にアップデートの時期と重なっているか

まず、順位やアクセスが下がった時期が、コアアップデートの実施期間と重なっているかを確認します。Googleは「検索ステータスダッシュボード」でアップデートの開始日と完了日を公開しているので、自社の変動時期と照らし合わせてみましょう。

確認にはサーチコンソールが役立ちます。アップデートの完了から最低1週間ほど待ち、開始前の週と比較するのがGoogleの勧める見方です。サーチコンソールの基本的な使い方は次の記事にまとめています。

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②下落の幅は「小さい」か「大きい」か

次に、下落の幅を見ます。たとえば2位から4位への小さな下落であれば、慌てて大きく手を加える必要はありません。

むしろGoogleは「うまくいっているコンテンツを下手にいじらないこと」を勧めています。一方、4位から29位へといった大きな下落が続く場合は、サイト全体を見直す合図と考えます。

③検索の種類ごとに分けて見る

下落が起きているのが、通常のWeb検索なのか、画像・動画・ニュースなのかを分けて確認します。検索の種類によって、原因も対処も変わってくるためです。

サーチコンソールでは、検索の種類ごとに数字を分けて見ることができます。どこで何が起きているのかを切り分けることで、対策の的を絞りやすくなります。

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やってはいけない対処と、本当に効く改善

検索順位のグラフを虫眼鏡で確認するアイソメトリックイラスト

順位が下がると、つい「すぐ効きそうな裏技」を探したくなります。しかしGoogleが示す対処の方向性は、地道で本質的なものです。

慌てて「小手先の修正」をしない

「この要素がSEOに悪いと聞いた」といった理由で、ページの一部をあわてて削ったり書き換えたりするのは避けましょう。Googleは、こうした場当たり的な修正(quick fix)を明確に推奨していません。

大切なのは、検索エンジンのためではなく、読む人のために意味のある改善を行うことです。短期の小細工は、長い目で見るとかえって逆効果になりがちです。

コンテンツを「意味のある形」で良くする

効果が見込めるのは、内容そのものの価値を高める改善です。情報が古ければ最新の状況に更新し、説明が分かりにくければ構成を整理して読みやすくする、といった地道な手入れが基本になります。

Googleは「役立つ・信頼できる・人を第一に考えたコンテンツか」を自己点検することを勧めています。なぜ順位や効果が伸びないのか、その原因の見つけ方は別の記事でも整理しています。

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コンテンツの削除は「最後の手段」

順位が下がったページをすぐ削除するのは得策ではありません。Googleは、削除はあくまで最後の手段だとしています。

ただし、検索エンジン向けに量産しただけで読者の役に立っていないページが大量にある場合は、思い切って整理することで良質なページの評価が上がることもあります。「人の役に立っているか」を基準に、残す・直す・たたむを判断すると迷いにくくなります。

判断に迷うときは、自分のサイトと利害関係のない第三者に読んでもらい、率直な感想を聞くのも有効です。Googleも、客観的な視点でサイト全体を見直すことを勧めています。

回復までの期間と「振り回されない運用」の考え方

検索順位の変動を分析するダッシュボードのアイソメトリックイラスト

改善に取り組んでも、その効果がすぐ順位に表れるとは限りません。回復までの時間の感覚と、日頃の備えを知っておきましょう。

効果が出るまでは数日〜数か月かかる

Googleによれば、改善の効果が検索結果に表れるまでには、数日で動くこともあれば、数か月かかることもあります。サイト全体が「人を第一に考えた良質なもの」だとシステムが学習・確認するのに時間がかかるためです。

数か月たっても変化が見られない場合は、次のコアアップデートのタイミングまで待つことになるケースもあります。焦って毎日いじり続けるより、改善したうえで見守る期間も必要だと考えておきましょう。

最大の防御は「日頃から順位を記録しておく」こと

コアアップデートに振り回されないために最も効くのは、普段から自社の検索順位を記録しておくことです。記録があれば、「いつ・どのキーワードで・どれだけ動いたか」を事実として把握でき、アップデートとの関係も冷静に判断できます。

なお、改善の効果は必ずしも次の大型アップデートを待つ必要はありません。Googleは告知のない小規模な更新も日々行っており、その中で評価が上向くこともあります。だからこそ、続けることに意味があります。

逆に、普段の順位を把握していないと、変動が起きてから慌てて調べることになり、原因の切り分けも難しくなります。まずは自社サイトの順位を自分で確かめるところから始めるのがおすすめです。

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よくある質問(FAQ)

コアアップデートで下がった順位は、必ず元に戻りますか?

必ず戻るとは限りません。コンテンツを人の役に立つ形で改善すれば回復する可能性はありますが、Googleも「変更が必ず順位の向上につながる保証はない」と明言しています。焦らず、中身の価値を高めることに集中するのが結果的に近道です。

順位が下がったら、すぐに対策を始めるべきですか?

まずは事実確認が先です。アップデートの完了から1週間ほど待ち、サーチコンソールで下落の幅と範囲を確かめてから動きましょう。小さな下落であれば、あえて何もしないという判断も有効です。

コアアップデートの予定を事前に知る方法はありますか?

事前の正確な日程は公表されません。ただしGoogleは実施時に「検索ステータスダッシュボード」やランキング更新の一覧で告知します。日頃から順位を記録しておけば、告知と自社の変動を後から照らし合わせることができます。

コアアップデートとスパムアップデートは、何が違いますか?

コアアップデートは検索全体の評価基準を見直す広範な更新で、特定の違反を罰するものではありません。一方スパムアップデートは、ガイドライン違反のスパム的な手法に対処するための更新です。通常の運営をしていれば、まず意識すべきはコアアップデート側だと考えてよいでしょう。

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まとめ|コアアップデートは「定点観測」で乗り切る

コアアップデートは、Googleが年に数回行う検索順位の大規模な見直しであり、特定のサイトを狙い撃ちするものではありません。順位が下がっても、それはWeb全体の中で評価が相対的に入れ替わった結果であることが多く、ペナルティとは限らないという点を、まず押さえておきましょう。

大切なのは、慌てて小手先の修正に走らず、まず事実を確認することです。アップデートの時期と重なっているかをサーチコンソールで確かめ、下落の幅を見極めたうえで、読者の役に立つ改善を地道に続けていく——これが遠回りに見えて、最も確実な対処になります。

その土台になるのが、日頃から自社の検索順位を記録しておくことです。AccessScopeなら、サイトのURLを入れるだけで検索順位の自動記録を無料で始められます(10キーワードまで無料・クレジットカード不要、サーチコンソール連携は任意)。ご登録は https://app.access-scope.jp/ からどうぞ。

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この記事を書いた人

三田健司のアバター 三田健司 AccessScope 開発・運営 / 株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、検索順位・Googleサーチコンソール・AI検索での言及までまとめて可視化するSEO/GEO分析ツール「AccessScope」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の集客を後押しします。
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