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トピッククラスターとは?ピラーページの作り方と注意点

中心となるピラーページと周囲のクラスター記事を内部リンクで結んだトピッククラスターのイメージ図

「ブログを50本書いたのに、問い合わせが増えない」——このご相談は本当に多く寄せられます。記事の本数は増えているのに、どれも中途半端な順位で止まっている、という状態です。

原因の多くは、記事の質そのものよりも「バラバラに書いてきたこと」にあります。1本ずつは悪くないのに、サイト全体として何が得意なのかがGoogleにも読者にも伝わっていないのです。

その解き方として知られているのが、トピッククラスターという考え方です。1つのテーマを中心に記事をまとめ、内部リンクでつなぐことで、サイト全体の評価を底上げしていくサイト設計の方法です。

この記事では、トピッククラスターとピラーページの意味から、中小企業が現実的に実行できる6ステップ、そして2026年に特に気をつけたい「やりすぎのリスク」までを、Googleの公式ドキュメントにもとづいて整理します。

記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司

目次

トピッククラスターとは?まず言葉の意味から整理する

1つの中心ページから複数の記事へ枝分かれするトピッククラスターの基本構造

トピッククラスター=1つのテーマで記事をまとめた「かたまり」

トピッククラスターとは、1つの大きなテーマについて、中心となる1ページと、そこから枝分かれする複数の記事をひとまとまりにして運用する考え方です。日本語にすると「話題のかたまり」といったところです。

たとえば工務店であれば「注文住宅の費用」という大きなテーマを中心に、「坪単価の見方」「土地代を含めた総額」「住宅ローンの目安」といった記事を周りに配置します。これらを内部リンクで結び、ひとつの塊として扱うのがトピッククラスターです。

バラバラの記事の集合ではなく、意図をもって設計された記事群として見せる という点が、記事を1本ずつ独立して書く場合との一番の違いです。

ピラーページ=かたまりの中心になる1本

ピラー(pillar)は「柱」という意味です。ピラーページとは、そのテーマの全体像を広く扱い、各論の記事へ読者を送り出す入り口になるページを指します。

先ほどの例なら「注文住宅の費用はいくら?内訳と相場の考え方」というページがピラーページにあたります。ここですべてを語りきる必要はなく、それぞれの詳細は各記事に任せる形で問題ありません。

ピラーページは、そのテーマで最も検索する人が多い言葉を狙う位置づけになります。競合も強い言葉になりやすいため、単独では上位を取りにくく、周りの記事に支えてもらう前提で考えます。

クラスター記事=ピラーから枝分かれする各論

クラスター記事は、ピラーページで触れた話題をそれぞれ深掘りする記事です。1記事につき1つの疑問に答える形にすると、検索意図がぶれずに済みます。

クラスター記事が狙うのは、検索する人は少ないけれど目的がはっきりしている言葉です。競合が少ないぶん、公開してから比較的早く順位がつきやすいという特徴があります。

Googleの公式ドキュメントに「トピッククラスター」という言葉はない

ここは正直にお伝えしておきます。「トピッククラスター」も「ピラーページ」も、Googleが公式に使っている用語ではありません。マーケティング業界で広まった呼び方です。

ですから「トピッククラスターを作れば順位が上がる」とGoogleが約束しているわけではありません。この点を断定的に説明する情報には注意してください。

それでもGoogleの説明と方向性は一致している

一方で、Googleが公式に書いていることと、この考え方が向いている方向は一致しています。GoogleのSEOスターターガイドには「サイトを論理的に整理すると、検索エンジンとユーザーがページ同士の関係を理解する助けになる」という趣旨の説明があります。

同じガイドには、リンクについても「Googleが毎日見つける新しいページの大多数はリンク経由である」と書かれています。関連するページ同士を結ぶことには、公式に裏づけのある意味があるということです。

ただしGoogleは同時に「今すぐすべてを止めてサイトを作り直す必要はない。検索エンジンは現状の構造でもたいていページを理解する」とも書いています。緊急の作業ではなく、長い目で効いてくる整理の仕方 と考えるのが実態に近いはずです。

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なぜトピッククラスターがSEOに効くと言われるのか

内部リンクでつながった記事群がサイト全体の評価を支えるイメージ

①「このサイトはこのテーマに詳しい」が伝わりやすくなる

検索結果で上位に出るページを見ると、そのテーマについて他にも記事を持っているサイトが多いことに気づきます。1本だけ書かれた記事より、周辺まで手当てされているサイトのほうが読者にとって役立つ場面が多いからです。

トピッククラスターは、この「テーマへの詳しさ」をサイトの構造として見せる方法だと考えると理解しやすくなります。読者から見ても、知りたいことの周辺まで用意されているサイトは信頼しやすいものです。

②リンクはGoogleがページを見つける主な経路

Googleは公式ガイドの中で、毎日発見する新しいページの大多数はリンクをたどって見つけていると説明しています。つまり内部リンクは、書いた記事の存在をGoogleに伝えるための現実的な手段です。

どこからもリンクされていない記事は、サイトマップに載っていても発見が遅れがちです。クラスターの形にしておけば、新しい記事を公開したときにピラーページから自然にリンクが張られます。

③読者が「次に読むページ」に迷わない

検索から来た読者は、1本読んで疑問が残ると、そこで別のサイトに戻ってしまいます。関連記事が本文中に置かれていれば、その疑問をサイト内で解決してもらえます。

滞在時間そのものが順位を決めるわけではありませんが、サイト内で問題が解決すれば問い合わせにつながる確率は上がります。集客の観点では、こちらのほうが重要です。

④記事同士の共食い(カニバリ)が起きにくくなる

似たテーマの記事を無計画に増やすと、同じ言葉で自社の記事同士が競合してしまうことがあります。どちらも中途半端な順位で止まる、いわゆるカニバリの状態です。

先にクラスターの設計図を書いてから記事を作れば、どの記事がどの言葉を担当するのかが明確になります。書く前に役割を決めておくだけで、後から起きる共食いをかなり防げる ことが、この設計の隠れた効果です。

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中小企業のためのトピッククラスターの作り方【6ステップ】

トピッククラスターを段階的に作り上げる6ステップを表した階段のイメージ

ステップ1|「うちは何屋か」を1行で決める

最初にやることは、キーワード調査ではありません。自社が何の専門家として選ばれたいのかを、1行で書き出すことです。

「栃木県下野市で、地元の中小企業のホームページ制作とSEOを手がける会社」というように、地域・対象・提供内容を含めた1行にします。ここがぶれていると、そのあとに作る柱もぶれます。

ステップ2|柱にするテーマを1〜3個に絞る

次に、その1行から柱にするテーマを選びます。ここで欲張って5個も6個も立てると、どれも記事数が足りずに終わります。

中小企業であれば、まず1個で十分です。1つのテーマを10本で固めるほう のほうが、5つのテーマに2本ずつ散らすよりはるかに成果につながります。

選ぶ基準は「問い合わせにつながるか」です。検索数が多くても自社のサービスと関係のないテーマは、アクセスだけ増えて売上につながりません。

ステップ3|そのテーマで読者が抱く疑問を書き出す

柱が決まったら、そのテーマについてお客様から実際に聞かれた質問を書き出します。営業の現場で繰り返し聞かれる質問ほど、検索されている可能性が高いものです。

社内のメモだけで足りなければ、Googleの検索窓に柱のキーワードを入れたときに出るサジェスト(予測変換)と、検索結果の下部にある「他の人はこちらも質問」を見てください。無料で読者の疑問を集められます。

この段階では絞り込まず、30個でも50個でも書き出してかまいません。次のステップでまとめていきます。

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ステップ4|ピラーページを1本つくる

書き出した疑問を似たもの同士でグループ分けすると、そのテーマの全体像が見えてきます。その全体像を一枚で説明するのがピラーページです。

ピラーページで狙う言葉は、テーマそのものを表す一番大きな言葉になります。「注文住宅 費用」「サジェスト対策」のように、短くて競合の強い言葉です。

公開した直後は上位に入らないのが普通です。クラスター記事が増えるにつれて少しずつ動いてくる、という前提で見てください。

ステップ5|クラスター記事は5〜10本に絞って書く

グループ分けした疑問のうち、優先度の高いものから5〜10本を記事にします。1記事につき1つの疑問に答える形を守ってください。

ここで「思いついた疑問の数だけ記事を作る」方向に走らないことが重要です。理由は次の章で詳しく説明しますが、ページ数を増やすこと自体はサイトの質を上げない とGoogleが公式に述べています。

毎日1本という無理なペースを組む必要もありません。週1本でも、半年続ければ約25本のかたまりになります。

ステップ6|内部リンクを「双方向」に貼る

最後に内部リンクを貼ります。ピラーページからクラスター記事へ、そしてクラスター記事からピラーページへ、必ず両方向に貼るのがポイントです。

片道だけになっていると、クラスター記事に来た読者が中心のページにたどり着けません。関連の深いクラスター記事同士も、必要に応じて横につないでおきます。

リンクを貼るときの文字(アンカーテキスト)は「こちら」ではなく、リンク先の内容がわかる言葉にしてください。Googleもリンクの文字を手がかりにリンク先の内容を判断しています。

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ピラーページには何を書けばいいのか

ピラーページを頂点に据えたサイト構造を表すピラミッド型のイメージ

「入り口」として全体像を示す

ピラーページの役割は、そのテーマについて読者が知るべき論点を漏れなく示すことです。深さより広さを優先します。

章立ては、ステップ3でグループ分けした見出しがそのまま使えます。それぞれの章で「何が問題になるのか」「結論はどちらなのか」を簡潔に書きます。

各章は要点だけ。詳細はクラスター記事に渡す

ピラーページですべてを書ききってしまうと、クラスター記事と内容が重なって共食いが起きます。各章は要点だけにとどめ、続きは該当するクラスター記事へリンクで送ります。

目安として、ピラーページの1つの章は3〜5段落程度です。その章のテーマだけで1記事書けそうだと感じたら、それはクラスター記事にすべき内容です。

ピラーページは「更新前提」で運用する

ピラーページは、クラスター記事が増えるたびにリンクを足していく前提のページです。公開して終わりにせず、記事を1本増やすたびに戻ってきて更新します。

新しい記事を公開したら、その日のうちにピラーページからリンクを張る。この作業を習慣にできるかどうかで、半年後の結果が変わります。

サービスページを柱にしてもよい

ピラーページは必ずしもブログ記事である必要はありません。自社のサービス紹介ページを柱にして、周りにブログ記事を配置する形も有効です。

特に問い合わせを増やしたい場合は、この形のほうが導線として自然です。ブログ記事から読者を送り込む先が、そのままサービスの説明ページになるからです。

その場合、サービスページ側に「どんな会社が提供しているのか」がわかる記載があるかも確認してください。運営者の情報が薄いページは、読者にとって判断材料が足りません。

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【2026年8月】記事の量産はリスク|Googleが名指しで否定していること

記事の量産がスパムポリシー違反のリスクになることを示す警告アイコンとグラフ

「聞かれそうな質問ごとにページを作る」は違反になりうる

ここが2026年に最も注意すべき点です。Googleが2026年5月に公開し、7月に更新した生成AI検索向けの最適化ガイドには、はっきりとした警告が書かれています。

要旨はこうです。人が検索しそうなあらゆるパターンごとに個別のコンテンツを作りたくなるかもしれないが、順位や生成AIの回答を操作する目的でそれを行うことは、Googleのスパムポリシーにある「大量生成されたコンテンツの不正使用」に該当する、というものです。

クラスター記事の本数を増やすこと自体が目的になった時点で危ない ということです。トピッククラスターの名のもとに、疑問リストを機械的に全部記事化する進め方は、この線をまたぐ危険があります。

ページ数を増やしてもサイトの質は上がらない

同じガイドは続けて、これは長期的にも効果のない戦略だと述べています。ページの数が多いからといって、サイトの質が高くなるわけでも、ユーザーにとって関連性が高くなるわけでもない、という説明です。

あわせて、Googleの検索システムはクエリとページの言葉が完全に一致していなくても関連性を理解できるところまで進んでいる、とも書かれています。言い換えの数だけページを用意する必要はない、ということです。

スパムポリシーの側では、大量生成されたコンテンツの不正使用について「どのように作られたかを問わない」と明記されています。人が書いたか生成AIが書いたかではなく、価値の乏しいページを大量に作ったかどうかで判断されます。

2026年8月18日にスパムアップデートが始まっている

タイミングとしても注意が必要です。Googleは2026年8月18日(米国太平洋時間の午前9時27分)に、August 2026 spam update(2026年8月のスパムアップデート)の展開を開始したと発表しました。

これは2026年に入って3回目のスパムアップデートで、3月・6月に続くものです。全世界・全言語が対象で、展開には数日かかるとされています。

今回、Googleは新しいスパムポリシーを追加したとは発表していません。つまり既存のスパムポリシーが、そのまま確認すべき基準ということになります。

クエリファンアウトを「量産の理由」にしない

AI検索の文脈で「クエリファンアウト」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これはAIが1つの質問から関連する複数の検索を同時に走らせる仕組みで、Googleの公式ガイドにも説明があります。

公式の例では「雑草だらけの芝生を直す方法」という質問から、「芝生に最適な除草剤」「薬品を使わずに雑草を除去する」「芝生に雑草が生えるのを防ぐ方法」の3つが派生クエリとして挙げられています。ここまでは事実です。

問題は、この仕組みを根拠に「派生しそうな質問の数だけページを作りましょう」と勧める提案です。Googleはまさにその行為を名指しで否定している ため、そのままリスクになります。

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よくある失敗と、その直し方

トピッククラスター運用でよくある失敗と改善のポイントを表した図

失敗1|似た記事が5本あって、どれも中途半端

最も多い失敗です。「SEOとは」「SEO対策とは」「SEOの基本」のように、実質同じ内容の記事が並んでしまっている状態です。

直し方は統合です。一番順位の高い記事に内容をまとめ、残りは削除せず、統合先へリダイレクト(転送)するか、内容を明確に別の切り口へ書き換えます。

どの記事を残すかは、サーチコンソールの検索パフォーマンスで表示回数とクリック数を比べて決めてください。感覚ではなく数字で選ぶほうが失敗しません。

失敗2|ピラーページがリンク集になっている

ピラーページが見出しとリンクだけになっていて、それ自体には中身がないケースです。読者は読むものがないため、そのまま離脱します。

各章に、その章だけで理解できる要点を必ず書いてください。リンクは「さらに詳しく知りたい人向けの続き」という位置づけにします。

失敗3|リンクが片道しかない

ピラーページからクラスター記事へのリンクはあるのに、逆方向がない。これも非常によく見かけます。

検索から来る読者の多くは、ピラーページではなく個別のクラスター記事に着地します。そこから中心のページへ戻る道がないと、サイトの全体像を知ってもらえません。

失敗4|カテゴリを増やしすぎる

WordPressのカテゴリを記事ごとに作ってしまい、1記事しか入っていないカテゴリが並んでいる状態です。読者にとっても案内として機能しません。

カテゴリは柱の数に合わせて、まずは5〜7個程度に抑えてください。Googleも大規模サイトについて、似た話題をディレクトリでまとめるとクロールの効率に役立つと説明しています。

ただし、これは数千ページ規模のサイトを想定した説明です。数十ページの中小企業サイトで、カテゴリの整理だけで順位が動くことは期待しないでください。

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効果はどう確かめればいいのか

かたまり単位で検索順位と表示回数の変化を測るダッシュボードのイメージ

記事単位ではなく「かたまり単位」で見る

トピッククラスターの効果は、1記事の順位だけを見ていても判断できません。柱のテーマに関係する記事をまとめて、かたまり全体でどう動いたかを見ます。

具体的には、そのテーマの記事が狙っているキーワードを一覧にして、全部の順位を並べて記録します。ピラーページが動かなくても、クラスター記事が着実に上がっていれば設計は機能しています。

サーチコンソールで「まとまり」の表示回数を見る

サーチコンソールの検索パフォーマンスでは、ページのURLで絞り込みができます。柱のテーマのURLに共通する文字列があれば、その条件で表示回数の合計を追えます。

見るべきは絶対値ではなく、3か月前と比べた増減です。かたまり全体の表示回数が伸びていれば、そのテーマでの評価は上がっていると考えてよいでしょう。

AI検索での見え方は2026年6月から分けて見られる

2026年6月3日、Googleはサーチコンソールに生成AI機能のパフォーマンスレポート(Search Generative AI performance reports)を追加したと発表しました。Google検索とDiscoverの生成AI機能が対象で、AIによる概要やAIモードでの表示を通常の検索と分けて確認できます。

ただし分かるのは表示回数と、ページ・国・デバイス・日付といった内訳が中心です。クリック数・CTR・検索語句・掲載順位は含まれていないため、順位記録の代わりにはなりません。

Googleは一部のサイトを対象に順次提供すると説明しているため、アカウントによってはまだ表示されないこともあります。見当たらない場合は、しばらく待ってから確認してください。

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反映には数週間から数か月かかる

内部リンクを整え、記事を統合しても、翌週に順位が変わることはまずありません。Googleが再クロールして評価に反映するまでに時間がかかります。

目安は数週間から数か月、少なくとも1か月は様子を見る。1週間で判断して次々に手を加えると、何が効いたのか分からなくなります。

記録は「毎日自動で残る形」にしておく

効果を確かめるには、施策の前後で順位がどう動いたかの記録が必要です。ところが多くの中小企業では、思い出したときに手作業で検索して確認している状態です。

この方法だと、記録が飛び飛びになって比較ができません。パソコンを立ち上げたときだけ動くインストール型のツールも、同じ理由で記録が途切れがちです。

サーバー側で毎日自動的に順位を記録するタイプであれば、パソコンの電源に関係なく履歴が残ります。かたまり単位で追いかけるなら、複数キーワードをまとめて登録できるかも確認しておいてください。

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よくある質問(FAQ)

記事は何本そろえればトピッククラスターになりますか?

決まった本数はありません。目安としてはピラーページ1本+クラスター記事5本程度から形になり始めます。

ただし本数を目標にしないでください。Googleは、ページ数が多いこと自体はサイトの質や関連性を高めないと公式に説明しています。5本を丁寧に書くほうが、20本を薄く書くよりも結果につながります。

すでに書いた記事がバラバラです。全部作り直しですか?

作り直す必要はありません。既存の記事をテーマごとにグループ分けし、内部リンクでつなぐところから始めてください。

Google自身も、サイトの整理について「今すぐすべてを止めて作り直す必要はない」「検索エンジンは現在の構造でもたいていページを理解する」と説明しています。足りないテーマを1つずつ埋めていく進め方で十分です。

トピッククラスターを作れば順位は上がりますか?

上がると約束することはできません。トピッククラスターはGoogleの公式用語ではなく、順位を保証する仕組みでもないためです。

効果が出るのは、内部リンクによってページが見つけられやすくなること、記事同士の共食いが減ること、読者がサイト内で疑問を解決できることの積み重ねによるものです。設計そのものではなく、中身の質が土台になります。

AI検索対策として、派生する質問ごとに記事を作るべきですか?

その進め方はおすすめしません。Googleの生成AI検索向けガイドは、検索されうるあらゆるパターンごとにコンテンツを作ることについて、順位や生成AIの回答を操作する目的で行えばスパムポリシー違反にあたると明記しています。

必要なのは、自社にしか書けない内容を持つページです。同ガイドも、他では得られない独自の視点や一次情報を持つコンテンツこそが長期的に効くと説明しています。

カテゴリとトピッククラスターは同じものですか?

似ていますが、同じではありません。カテゴリはサイトの分類機能であり、トピッククラスターは「中心となるページ+各論+双方向の内部リンク」という設計の考え方です。

カテゴリを整理しただけではクラスターになりません。中心になるピラーページがあり、そこと各記事が相互にリンクしていて初めて機能します。

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まとめ|トピッククラスターは「本数」ではなく「設計」の話

トピッククラスターとは、1つのテーマについて中心となるピラーページを置き、各論のクラスター記事を双方向の内部リンクで結ぶサイト設計の考え方です。バラバラに書いてきた記事を、意味のあるかたまりに変える方法だと考えてください。

効果の土台になるのは、Googleが公式に説明していること——サイトを論理的に整理するとページ同士の関係が伝わりやすいこと、そして新しいページの大多数はリンクをたどって発見されること——の2点です。魔法ではなく、地味な整理の積み重ねです。

一方で2026年は、量産が明確なリスクになっています。Googleは、検索されうるパターンごとにページを作る行為が大量生成されたコンテンツの不正使用にあたりうると名指しし、ページ数の多さはサイトの質を高めないと述べています。2026年8月18日にはスパムアップデートの展開も始まりました。

今日できることを1つ挙げるなら、既存の記事をテーマごとに並べ替えて、一番中心になりそうな1本を選ぶことです。そこから各記事へ、そして各記事からその1本へ、リンクを両方向に張るところから始めてください。

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この記事は、株式会社アクセス・リンク代表であり全日本SEO協会認定SEOコンサルタントの三田健司が執筆しました。Web制作歴10年以上、延べ1,000件以上のサイトに関わってきた経験と、Google検索セントラルの公式ドキュメント(SEOスターターガイド/スパムポリシー/生成AI検索向け最適化ガイド)およびGoogle Search Centralの公式発表にもとづいて構成しています。記載の内容は2026年8月19日時点で確認したものです。

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この記事を書いた人

三田健司のアバター 三田健司 AccessScope 開発・運営 / 株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、検索順位・Googleサーチコンソール・AI検索での言及までまとめて可視化するSEO/GEO分析ツール「AccessScope」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の集客を後押しします。
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

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