MENU

製造業のSEO|技術情報と加工事例で問い合わせを増やす手順

工場の加工機とインターネット検索がつながるイメージ

製造業のSEOは、飲食店や美容室の集客とは考え方が根本から違います。お客様が探しているのが「会社名」ではなく、「加工方法・材質・寸法や公差といった条件」だからです。

この記事では、BtoBの製造業・部品加工業が自社サイトから問い合わせを増やすために、何をどの順番で用意すればいいかを整理します。加工事例ページの書き方、狙うキーワードの組み立て方まで、そのまま使える手順として書きます。

前提として、買い手の動き方は2026年に入って大きく変わりました。売り手に連絡する時点で、すでに候補を絞り終えている買い手が6割を超えるという調査もあります。

つまり、これまで営業担当者が最初に説明していた内容を、サイト側に先に置いておく必要があるということです。読み終えたときに「まずこの1ページを作ろう」と決められる状態を目指します。

記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司

目次

製造業のSEOが、ほかの業種と違う3つの理由

図面を虫眼鏡で確認しながら検索条件を探すイメージ

探されているのは「会社」ではなく「加工方法と条件」

飲食店や美容室のSEOは、「地域名+業種」で探されることを前提に組み立てます。「下野市 ラーメン」のように、場所と業種が決まれば候補が絞れるからです。

製造業はここが違います。実際に検索されるのは「ステンレス 深絞り 小ロット」「アルミ 切削 精密 試作」のように、加工方法・材質・条件を組み合わせた言葉です。

探されているのは会社ではなく、自分の図面を形にできる条件です。だからトップページに社名と理念だけを並べたサイトは、そもそも検索に引っかかりません。

筆者がホームページ制作の現場で見てきた中でも、製造業のサイトはこの「条件が書かれていない」状態のまま何年も置かれているケースが目立ちます。

検討期間が長く、決める人が複数いる

BtoBの発注は、技術担当・購買担当・決裁者と複数の人が関わります。それぞれ見ている場所が違います。

技術担当は仕様と公差、購買担当は価格と納期、決裁者は会社としての信頼性を見ます。1ページで全員を満足させようとすると、どれも中途半端になります。

ページの役割を分けるのが基本です。技術情報のページ、加工事例のページ、会社案内のページを、それぞれ別に用意します。

商圏が「地域」とは限らない

店舗ビジネスと違い、製造業は図面と物流で成立するため、商圏が全国や海外に広がることがあります。地域名を無理に入れると、かえって候補から外れることもあります。

一方で「近くで打ち合わせしながら進めたい」という需要も確かにあります。地域名を入れたページは、一般の技術ページとは別枠でつくるのが安全です。

サイトは「営業が最初に説明していた内容」の置き場所になる

対応できる材質、板厚、寸法、公差、ロット数、納期。かつては電話や訪問で最初に説明していた内容です。

買い手が先に自分で調べるようになった以上、これらはサイトに書いておかないと伝わりません。問い合わせが来ないのではなく、問い合わせの手前で外されている、というのが実態に近い場合があります。

あわせて読みたい
問い合わせが増えない原因は?導線の直し方【2026年版】 「アクセスはあるのに問い合わせが増えない」という悩みの原因を、中小企業の経営者・店舗オーナー向けに整理しました。取りこぼしが起きやすい7つの場所、フォームの直し方、Googleが公式に示す信頼と連絡先の見せ方、直したあとの効果の測り方までを、専門用語を避けて解説します。
SEO順位チェックツール AccessScope
自社サイトの検索順位、今すぐ無料でチェック
無料で試す ▶

【2026年調査】買い手は、連絡してくる前にほぼ決めている

AIが複数の候補を並べて比較しているイメージ

売り手に接触する時点で、6割超が候補を絞り終えている

HubSpot Japanが2026年7月16日に発表した「日本のBtoB購買に関する意識・実態調査2026」は、直近12か月以内にBtoB商材の比較・選定・稟議・承認・決裁などに関与した1,573名に聞いた調査です。対象は従業員50名以上の企業に勤める人です。

この調査によると、売り手に接触する買い手(回答者全体の約9割)のうち、接触の時点で「複数の候補をリストアップしている段階」以降まで検討が進んでいる人は63.5%にのぼりました。さらに、そもそも「提供会社・販売会社に接触することはない」と答えた人も回答者全体の9.0%います。

問い合わせフォームに届く前に、候補に入るかどうかはほぼ決まっています。最初に売り手へ接触する目的も、「価格・見積もりを確認するため」が42.4%、「商品・サービスの詳細を知るため」が33.3%と、確認と補完が中心でした。

なお、この調査はBtoB商材全般が対象で、製造業に限定したものではありません。ただし検討期間が長く関与者が多いという点で、製造業の購買はこの傾向がより強く出やすい領域です。

情報収集に、生成AIとAI検索が入り込んでいる

同じ調査で、過去の購買と比べた変化として「生成AIサービスやAI検索が購買判断に与える影響が増えた」と答えた人は41.6%でした。項目のなかで最も高い数字です。

この2〜3年で増えた情報収集行動としても、「生成AIサービスやAI検索を使うこと」が33.5%で1位でした。利用率は、頻繁に利用するとときどき利用するの合計でChatGPTが58.0%、Geminiが51.2%、Microsoft Copilotが40.1%です。

AIは「候補の洗い出し」と「比較表づくり」に使われている

生成AIやAI検索を使った人(1,155名)に用途を聞いた結果は、「候補となる商品・サービスの洗い出し」が50.3%、「各社の特徴・違いの整理」が47.1%、「比較表の作成」が39.2%、「社内説明用の要約作成」が38.8%でした。

つまり、AIが比較表をつくれるだけの情報が自社サイトに書かれていなければ、その表に自社の行は現れません。対応材質や最小ロットが書かれていない会社は、比較の対象にすらならないということです。

それでも、AIがまとめた情報はいちばん信用されていない

同調査では、購買検討で触れる情報の信頼度も聞いています。最上位は「価格・追加費用・契約条件が明瞭な情報」で60.6%、これに対して「生成AIサービスやAI検索がまとめた情報」は37.8%で10項目中の最下位でした。

AIで見つけてもらい、自社サイトの一次情報で確かめてもらう、という二段構えが要るということです。AI向けの小細工より、条件が明記されたページを整えるほうが確実です。

あわせて読みたい
ChatGPT・Perplexity・Geminiに載る方法|AIエンジン別 ChatGPT・Perplexity・Geminiに自社サイトが載るには何をすればよいのか。学習用と検索用でクローラーが分かれている点、robots.txtでの許可、どのエンジンにも共通して効く3つの土台、2026年8月に全世界展開された生成AIレポートでの測り方まで、公式ドキュメントをもとに整理しました。

何を書くか|製造業サイトで成果が出る4種類のページ

製造業サイトの4種類のページを並べたイメージ

①加工事例|流入と問い合わせの両方に効く

製造業のサイトでいちばん効くのが加工事例です。「うちの図面でも作れるのか」という不安に、実物で答えられるからです。

検索する側は「ステンレス 絞り加工 事例」のように、事例そのものを探しに来ます。流入の入口になり、そのまま問い合わせの後押しにもなる、二役をこなすページです。

1本や2本では効きません。10本、20本と積み上がって初めて「この会社は幅広く対応している」という印象になります。

②技術コラム・用語解説|まだ発注先を探していない層を拾う

「絞り加工とは」「公差とは」といった用語解説は、まだ発注先を決めていない段階の人が読みます。すぐには問い合わせになりません。

ただし、この段階で自社の名前に触れてもらえるかどうかが、後で候補に入るかどうかを分けます。加工事例が刈り取り、技術コラムが種まきという役割分担です。

③対応可能範囲と設備一覧|候補から外れないための守り

材質、板厚、寸法、公差、最小ロット、納期の目安、受け取れる図面の形式。これらを一覧で示すページを1本つくります。

書いていない条件は「対応していない」と読まれます。逆に、対応できない範囲を正直に書いておくと、合わない引き合いが減り、見積もりの手間も減ります。

保有設備は機種名まで書くのが望ましいところです。技術担当者は機種名で判断できるためです。

④よくある質問|聞きにくいことを先に書く

1個からでも作れるか、図面がなくても相談できるか、試作だけでも受けるか、短納期にどこまで対応できるか、見積もりは無料か、秘密保持契約を結べるか。

電話で聞くには気が引ける質問ほど、書いてあると効きます。問い合わせの手前で離脱している人を拾い直せます。

あわせて読みたい
お客様の声・導入事例の書き方|SEOで信頼を伝えるコツ お客様の声や導入事例は、Googleが重視する「経験」と「信頼性」をページに載せる最も自然な方法です。声の集め方と5つの質問、導入事例ページの7つの構成要素、「業種+課題」で検索から見つけてもらう設計に加え、2026年に追加されたGoogleのレビュー構造化データの新ルールやステマ規制の注意点まで、中小企業向けにやさしく解説します。
SEO順位チェックツール AccessScope
自社サイトの検索順位、今すぐ無料でチェック
無料で試す ▶

キーワードの選び方|「加工方法×材質×条件」で組み立てる

加工方法・材質・条件を掛け合わせたキーワードのマトリクス

「製造業 SEO」のような言葉は狙わない

自社が狙うべきなのは、発注する側が実際に打ち込む言葉です。「製造業 SEO」を検索しているのは同業やWeb業者であって、発注者ではありません。

発注者は自分の課題の言葉で探します。ここを取り違えると、アクセスは増えても問い合わせが増えないという状態になります。

3つの軸を掛け合わせて一覧をつくる

やり方は単純です。軸1に加工方法(切削、板金、プレス、絞り、溶接、研磨、射出成形など)、軸2に材質(ステンレス、アルミ、チタン、樹脂、銅など)、軸3に条件(小ロット、短納期、試作、精密、大物、薄板、1個から)を並べます。

この3つを掛け合わせると、自社が本当に受けられる組み合わせが30語から50語ほど出てきます。それがそのまま、記事とページの計画表になります。

自社が得意で、かつ競合が書いていない組み合わせから着手するのが基本です。

検索ボリュームが0でも捨てない

キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームは概数です。Google広告のヘルプにも、検索ボリュームのデータは概数であると明記されています。専門的な言葉ほど0や範囲でしか表示されません。

しかし製造業では、月に10件の検索でも1件の受注が数百万円になることがあります。数字の大小だけで切り捨てないでください。

あわせて読みたい
検索ボリュームの調べ方|無料ツール4選と数字の正しい読み方【2026年版】 検索ボリューム(月間検索数)を無料で調べる方法を、中小企業の経営者・Web担当者向けに整理しました。キーワードプランナー・Googleトレンド・サーチコンソール・サジェストツールの使い分けと、Google公式が示す数字の正しい読み方、2026年のAI検索による変化まで解説します。

社名・製品名の指名検索は別枠で数える

展示会や営業活動のあとは、社名で検索する人が増えます。これは一般キーワードとは性質が違うので、順位表を分けて管理します。

混ぜて集計すると、「SEOの成果」と「営業の成果」の区別がつかなくなります。

あわせて読みたい
指名検索を増やす方法|サーチコンソールで測る手順つき 指名検索(社名・店名での検索)を増やす方法を、中小企業の経営者・Web担当者向けに整理しました。2025年11月に登場し2026年3月に全サイトへ開放されたサーチコンソールの「ブランドクエリ フィルタ」で現状を測る手順から、増やすための7つの打ち手、やってはいけないことまで解説します。

加工事例ページの書き方|そのまま使える7項目

加工事例ページのテンプレートとノギスのイメージ

7つの項目をテンプレートにする

毎回ゼロから書こうとすると続きません。次の7項目を埋めるだけの型にしておきます。

①加工方法と材質、②寸法・板厚・公差、③ロット数、④納期、⑤業界と用途、⑥お客様が抱えていた課題とその解決、⑦使用した設備。この順に並べます。

特に⑥が効きます。「他社で断られた」「歩留まりが悪かった」といった背景が書かれていると、同じ悩みを持つ人が自分ごととして読みます。

写真と数字を必ず入れる

文章だけの事例は読まれません。加工後の現物写真を1枚は入れてください。

あわせて、寸法や公差、ロット数、納期日数といった数字を本文中に書きます。数字があるページは、検索する側にとっても比較しやすくなります。

画像には日本語の代替テキスト(alt)を設定します。「ステンレス板の絞り加工品」のように、写っているものをそのまま書けば十分です。

守秘義務があるときの書き方

図面や取引先名を出せないケースは多いはずです。その場合は、会社名と図面は出さず、業界と用途、寸法の概略だけを書きます。

「守秘義務のため詳細は伏せています」と明記したほうが、かえって信頼されます。何も書かないより、書ける範囲を書くほうが前に進みます。

事例は一覧ページで束ねる

事例が増えてきたら、材質別・加工方法別の一覧ページをつくって内部リンクでつなぎます。「ステンレス加工の事例一覧」のような形です。

個別の事例だけが点在している状態より、束ねたページがあるほうが検索でも評価されやすく、読む側も回遊しやすくなります。

あわせて読みたい
トピッククラスターとは?ピラーページの作り方と注意点 トピッククラスターとは、1つのテーマを中心に記事をまとめ、内部リンクで結ぶサイト設計の考え方です。ピラーページとクラスター記事の役割、中小企業向けの6ステップ、そして2026年8月のスパムアップデートを踏まえた「記事の量産はリスク」という注意点まで、Google公式ドキュメントにもとづいて解説します。

AI検索に拾われるために、やること・やらなくていいこと

1つの検索が複数の関連検索に枝分かれするクエリファンアウトのイメージ

Googleは「特別な最適化は不要」と明言している

Google検索セントラルのドキュメントは、AI機能について「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」と説明しています。

技術要件についても、ページがインデックスに登録されていること、Google検索でスニペットが表示されること、検索の技術的要件を満たしていることを挙げたうえで、「これ以外に追加の技術要件はありません」と書かれています。

AI検索のための特別なファイルや専用マークアップは、Googleが要ると言っていません。月額でそれだけを売る提案には、根拠を尋ねてください。

クエリファンアウトを踏まえて「条件」を書き切る

同じドキュメントは、AIによる概要とAIモードが「クエリ ファンアウト」という手法を使う場合があると説明しています。関連する複数のサブトピックやデータソースに対して検索を実行し、それをもとに回答を組み立てる手法です。

製造業に当てはめると、「ステンレス 深絞り 小ロット」という1つの質問の裏で、材質の特性、最小ロットの目安、納期、対応できる板厚といった関連の検索が同時に走るということです。

だからこそ、条件を1ページに書き切ることが効いてきます。特別な小細工ではなく、書くべきことを書くという当たり前の作業です。

会社の基本情報を1ページにまとめる

所在地、設立年、従業員数、保有設備、取得している認証(ISO 9001など)、取引実績のある業界。これらを1ページにまとめておきます。

人が見て安心する情報であると同時に、機械が会社を特定するための手がかりにもなります。BtoBでは、この1ページの有無が候補入りを左右することがあります。

あわせて読みたい
運営者情報・会社概要ページの作り方|信頼される9項目 運営者情報・会社概要ページは、Googleが重視する「信頼性」を伝える土台です。載せるべき9つの基本項目、個人事業主が住所や電話を出しにくいときの現実的な選択肢、よくある5つの失敗、著者プロフィールとの連携、公開後のSEO設定までを中小企業向けにやさしく解説します。

サーチコンソールの「生成AI」の枠で表示回数を見る

2026年6月3日、サーチコンソールに生成AI機能のパフォーマンスレポートが追加されました。AIによる概要やAIモードでの表示回数を、通常の検索と分けて見られます。

ただし指標は表示回数だけで、クリック数・CTR・検索語句・掲載順位は含まれていません。内訳として見られるのはページ・国・日付・デバイスの4つです。

公開当初は一部のサイトだけの提供でしたが、Search Console ヘルプによると2026年8月31日時点で全世界のすべてのサイトへ展開済みです。データの開始日は2026年5月18日で、それ以前にさかのぼって見ることはできません。

あわせて読みたい
サーチコンソールの生成AIレポートの見方【2026年最新版】 サーチコンソールの「生成AIパフォーマンスレポート」は2026年8月31日に全世界へ提供が完了しました。AI検索での表示回数を確認する手順、クリック数や検索クエリが見られない現状の限界、集計のクセ、レポートが出ないときの3つの理由、AI機能から除外する設定までを中小企業向けに整理します。

効果の測り方|追う数字を4つに絞る

検索順位と表示回数の伸びを示すダッシュボードのイメージ

見るのはこの4つで足ります

狙ったキーワードの検索順位、サーチコンソールの表示回数とクリック数、加工事例ページの閲覧数、そして問い合わせ件数。この4つです。

問い合わせ件数は、さらに「見積もり依頼」と「一般的な質問」に分けて数えると、施策の質が見えてきます。

順位は毎日、自動で記録する

検索して目視で確認する方法は、パーソナライズや検索した場所の影響で数字がぶれます。週に1回の確認では、いつ動いたのかも分かりません。

サーバー側で毎日自動的に記録が残る形にしておくと、Google側の更新と自社の変更を切り分けられます。

反映には時間がかかる前提を持つ

新しく公開したページが評価されるまでには、数週間から数か月かかります。BtoBは検討期間そのものが長く、HubSpotの前述の調査でも、検討開始から決定までに1か月以上かかったケースが半数を超えていました。

最初の1〜3か月は問い合わせ件数ではなく、表示回数の伸びで判断してください。期間や順位を保証する提案には注意が必要です。

あわせて読みたい
SEOのKPIの立て方|Google公式が示す5指標と目標設定 SEOのKPIの立て方を、Google公式ドキュメントをもとに整理しました。追うべき5つの指標、4階層でのKPIツリーの組み立て方、目標値の決め方と判断までの期間、そしてGoogleが「重要でない」と明言している追わなくていい指標まで、中小企業の経営者・Web担当者向けに専門用語を避けて解説します。

展示会・営業活動とつなげて見る

展示会に出展した週は、社名での検索が増えます。名刺交換した相手は、その後ほぼ確実に会社名を検索します。

そのときに出てくるページが10年前のままだと、せっかくの接点が生きません。展示会の前月に会社案内と加工事例を見直す、という運用が現実的です。

よくある質問(FAQ)

Q. ホームページはあるのですが、10年前に作ったままです。作り直すべきですか

いきなり全面リニューアルに進む必要はありません。まずは対応可能範囲のページと加工事例を数本追加して、反応を見ることをおすすめします。

ページを足しても問い合わせが動かない、スマートフォンで表示が崩れる、といった状態が確認できてから作り直しの判断をするほうが、投資の根拠がはっきりします。

Q. 加工事例を出すと、競合に手の内を見られませんか

公差や工程の詳細まで書く必要はありません。業界と用途、加工方法、おおよその寸法とロット数だけでも、発注側には十分に伝わります。

実際には、書かないことで候補から外れる損失のほうが大きくなりがちです。書ける範囲を決めてから始めてください。

Q. 「製造業専門のSEO」を月額で提案されました。必要ですか

業種の知識がある会社に頼むこと自体は合理的です。判断材料になるのは、毎月の作業内容が具体的に書かれているか、成果物の所有権が自社に残るか、解約後に何が残るかの3点です。

順位や問い合わせ件数を保証する説明があった場合は、その根拠を確認してください。Googleは順位を約束できる第三者は存在しないという立場です。

Q. AI検索対策として、llms.txtのような特別なファイルは必要ですか

Google検索については必要ありません。公式ドキュメントに、AI機能に表示されるための追加要件はなく特別な最適化も不要と書かれています。

やるべきことは通常のSEOと同じです。インデックスされる状態を保ち、自社にしか書けない条件と事例を積み上げてください。

関連記事

あわせて読みたい
SEOキーワードの選び方|中小企業の狙い目と手順【2026年版】 SEOキーワードの選び方を、SEOが専門ではない中小企業の経営者・店舗オーナー向けにやさしく解説します。Google公式の検索意図4分類の読み方、大手に勝てるロングテールの考え方、無料での探し方、検索ボリュームを概数として読むコツ、そして指名検索を別枠で管理する理由までまとめました。
あわせて読みたい
ロングテールキーワードとは?テールワードの違いと探し方【2026年版】 ロングテールキーワード(テールワード)とは、検索数は少なくても意図が具体的な複数語の検索語です。ビッグ・ミドルとの違い、中小企業に向く理由、AI検索時代の位置づけ、具体的な探し方6つ、量産しない線引きまでやさしく解説します。
あわせて読みたい
工務店・リフォーム会社のSEO|地域で問い合わせを増やす手順 工務店・リフォーム会社のSEOは、単価が高く比較され商圏が狭いという前提で組み立てます。地域名と工事の種類の掛け合わせ方、施工事例ページの作り方、建設業許可や保証の見せ方、Googleビジネスプロフィールの整え方、AI検索への向き合い方と成果の測り方まで解説します。
あわせて読みたい
士業のSEO入門|税理士・行政書士が地域で選ばれる方法 税理士・行政書士など士業のホームページは、地域名と悩みの言葉で見つけてもらう設計が要になります。狙うキーワードの決め方、有資格者情報の明示で信頼性を示す方法、Googleビジネスプロフィール、記事ネタの見つけ方、AI検索時代の考え方、成果の測り方まで、専門業者に頼らず自分で進められる手順を整理します。

まとめ|「条件が書かれたページ」が、いちばんの営業ツールになる

製造業のSEOは、地域名で探される業種とは組み立てが違います。加工方法・材質・条件の掛け合わせで探されるため、その条件が書かれているかどうかが分かれ目になります。

2026年のBtoB購買調査では、売り手に接触する買い手の6割超が、その時点ですでに候補を絞り終えていました。AIで候補を洗い出す動きも広がっており、比較の材料が自社サイトに無ければ、そもそも表に載りません。

やることは4つです。対応可能範囲のページを1本つくる、加工事例を7項目の型で積み上げる、技術用語の解説で入口を増やす、会社の基本情報を1ページにまとめる。特別な裏技は要りません。

効果は、順位・表示回数・事例ページの閲覧数・問い合わせ件数の4つで見ます。反映には数週間から数か月かかるため、最初の3か月は表示回数の伸びで判断してください。

今日できることを1つ挙げるなら、自社が受けられる「加工方法×材質×条件」の組み合わせを、紙に10個書き出すことです。それがそのまま、次に作るページの一覧になります。

そのうえで、その言葉で自社が今どこにいるのかを記録しておきたい方は、AccessScopeの無料プランをお試しください。サイトのURLとキーワードを登録するだけで、毎日自動で順位を記録します。10キーワードまで無料・クレジットカードの登録も不要です。

SEO順位チェックツール AccessScope
検索順位・競合・AI可視化を
まとめて”見える化”

クレジットカード不要・登録1分。まずは無料プランで、
あなたのサイトが今どこにいるのかを確かめてみませんか?

無料で試してみる ▶
※無料プランあり/いつでも解約OK
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

三田健司のアバター 三田健司 AccessScope 開発・運営 / 株式会社アクセス・リンク 代表取締役

全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。Webサイト制作・SEOを10年以上、延べ1,000件以上支援してきた実績をもとに、検索順位・Googleサーチコンソール・AI検索での言及までまとめて可視化するSEO/GEO分析ツール「AccessScope」を開発・運営しています。個人事業主や中小企業の集客を後押しします。
株式会社アクセス・リンク 公式サイト
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント

コメント

コメントする

目次