「ブログを書いてアクセスは増えてきたのに、問い合わせの数がほとんど変わらない」というご相談をよくいただきます。順位が上がってもフォームが動かない、という状態です。
この記事では、中小企業の経営者・店舗オーナー向けに、問い合わせや予約につながる「導線」の直し方を整理します。取りこぼしが起きやすい7つの場所、フォームの具体的な改善策、Googleが公式に示している信頼と連絡先の見せ方、そして直したあとの効果の測り方まで順番に解説します。
広告費を足す話ではありません。いまあるページの中で、来てくれた人を取りこぼしている箇所を1つずつ塞いでいく話です。予算をかけずに今日から手を動かせるところから並べました。
読み終えるころには、自社サイトのどこを最初に直せばいいかと、その効果をどう確かめるかが手元に残っているはずです。
記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司
アクセスはあるのに問い合わせが来ないのはなぜか

順位・アクセス・問い合わせは、それぞれ別の関門
検索から問い合わせに至るまでには、いくつもの関門があります。検索結果に表示される、クリックされる、ページを読んでもらえる、そして最後に行動してもらえる、という順番です。
順位が上がるのは1つ目の関門を通っただけです。順位対策と導線対策は、まったく別の作業だと考えたほうが整理しやすくなります。
実際、上位表示できているのに問い合わせがゼロという相談は珍しくありません。その多くは、ページの中身ではなく「次にどうすればいいか」が示されていないことが原因です。
2026年は「クリックされる回数」自体が減っている
導線の話が以前より重くなっている理由があります。検索したのにどこもクリックせずに終わる、いわゆるゼロクリック検索が増えているためです。
調査会社のSparkToroとSimilarwebが2026年6月に公表した分析では、2026年1〜4月の米国のGoogle検索のうち68.01%がクリックなしで終わったとされています。2024年の同じ調査では60.45%で、2年で7.5ポイント増えた計算です。
この数字は米国かつブラウザ内の検索を対象にしたもので、日本や検索アプリの利用は含まれていません。そのまま日本に当てはめることはできませんが、傾向としては無視できない変化です。
だから「1人あたりの取りこぼし」を減らす発想に変わる
訪問者の数を10倍にするのは簡単ではありません。一方で、いま来ている100人のうち何人が問い合わせボタンにたどり着けるかは、ページを直すだけで変えられます。
筆者がWeb制作に関わってきた10年以上の経験でも、アクセスを増やす施策より導線を直す施策のほうが、結果が早く出ることが多いという印象があります。数週間で問い合わせ数が変わるケースもあります。
ただし、ページに長く留まってもらう工夫と、行動してもらう工夫は別物です。読まれずに離脱されている場合は、まず離脱そのものを減らす必要があります。

まず現状を数える|問い合わせの「分母」と「分子」

直す前に、今の数字を紙に書き出す
導線を直す前に必ずやってほしいのが、今の数字を控えておくことです。これがないと、直したあとに良くなったのか悪くなったのかが分かりません。
必要なのは2つだけです。ひと月あたりの問い合わせ件数(分子)と、問い合わせページやサービスページを見た人数(分母)です。
分子は「問い合わせ件数」を1か所にまとめる
フォームからの送信、電話、LINE、来店。中小企業の場合、問い合わせの入口はたいてい複数あります。バラバラに記憶していると件数が把握できません。
まずは紙のノートでもスプレッドシートでも構いません。日付・経路・内容の3列だけで十分です。1か月続けると、どの入口が実際に使われているかが見えてきます。
電話については、「ホームページを見て」と言われたかどうかを1行メモしておくだけでも精度が上がります。
分母はGA4の「キーイベント」で自動的に数える
Googleアナリティクス4(GA4)を入れているなら、問い合わせ完了を自動でカウントできます。GA4では2024年3月に「コンバージョン」という呼び名が「キーイベント」に変わりましたので、古い解説記事を読むときは注意してください。
設定は管理画面の「管理」→「データの表示」→「キーイベント」から行います。送信完了ページの表示イベントに、キーイベントとしてマークを付けるだけです。
この名称変更は、GA4とGoogle広告で同じ「コンバージョン」という語が別の数え方をしていた混乱を避けるためのものでした。呼び名が違うだけで、やることは以前と同じです。

電話・LINE・来店は「別枠」で数える
フォーム以外の経路は、そのままではGA4に残りません。電話番号のタップやLINEボタンのクリックは、リンクのクリックをイベントとして拾う設定が別途必要になります。
設定が難しければ、まずは手集計で構いません。大事なのは正確さより、毎月同じ数え方を続けることです。
検索側の数字はサーチコンソールで見る
GA4はサイトに来たあとの動きを見る道具です。検索結果でどれだけ表示され、どれだけクリックされたかはサーチコンソールで確認します。
表示回数もクリック数も増えているのに問い合わせが増えていないなら、原因はサイトの中にあります。この切り分けができるだけで、次に何を直すかが決まります。

取りこぼしが起きる7つの場所

①ページのどこにも「次にすること」が書かれていない
いちばん多い取りこぼしがこれです。丁寧に解説しているのに、読み終えたあとに何をすればいいかが書かれていません。
読者は「参考になった」で終わり、そのままタブを閉じます。ページの末尾に、相談する・見積もりを取る・来店するのいずれかを1つだけ提示してください。
②ボタンの言葉が「送信」「こちら」になっている
ボタンの文言は、押した先で何が起きるかを表す言葉にします。「送信」は自分の作業を表す言葉で、相手にとっての利益が入っていません。
「無料で見積もりを依頼する」「相談内容を送る」のように、動詞と対象をセットで書きます。ボタンの文言を変えるだけで反応が変わることは、実務でよく経験します。
③スマホで電話番号がタップできない
電話番号を画像で置いていたり、ただのテキストで書いていたりすると、スマホからタップして発信できません。番号を覚えて電話アプリに打ち直す人はほとんどいません。
電話が主な入口の業種では、ここを直すだけで件数が変わります。番号にはリンクを設定し、画面上部に固定表示しておくと確実です。
④料金の目安がどこにも書かれていない
「お問い合わせください」しか書かれていないページは、金額が読めないという理由で敬遠されます。特にBtoBや高単価のサービスでは顕著です。
正確な見積もりが出せなくても構いません。「30万円〜」「工事内容により20〜80万円」のように幅で示すだけで、相談していい相手かどうかが判断できるようになります。
⑤誰がやっている会社なのか分からない
初めて訪れた人にとって、連絡先を送るのは小さな勇気が要る行為です。運営者が分からないサイトには、その勇気が出ません。
会社名・所在地・電話番号・代表者名を、フッターと運営者情報ページの両方に置きます。顔写真や実績があれば、なお伝わります。
お客様の声や導入事例も、この不安を減らす材料になります。実際に依頼した人がいるという事実が、最後のひと押しになります。

⑥ポップアップが本文を覆っている
ページを開いた瞬間に画面全体を覆う広告や登録フォームは、Googleも公式に問題視しています。検索セントラルの「インタースティシャルとダイアログ」のページには、全画面のインタースティシャルではなく、画面の一部を使うバナーを使うよう推奨する記述があります。
同じページには、ページ全体を覆わないこと、同意や入力のために別ページへリダイレクトしないこと、という注意も書かれています。年齢確認など法令上必須の場合は例外扱いですが、集客目的の中小企業サイトには当てはまりません。
Googleは、こうしたダイアログが検索エンジンによる内容の理解を妨げ、検索での成果を下げる可能性があるとも説明しています。訪問者を苛立たせ、サイトへの信頼を損なうという点も明記されています。
⑦フォームが長すぎる・エラーが不親切
入力項目が10個以上あるフォームは、それだけで離脱の原因になります。営業の都合で足した項目が、そのまま残っていることが多いものです。
送信ボタンを押したあとにまとめてエラーが出る、どこが悪いか分からない、入力した内容が消える。このあたりは次の章で具体的に直していきます。
フォームの直し方|入力の負担を減らす具体策

必須項目は3つから始める
最初の問い合わせに本当に必要なのは、名前・連絡先・用件の3つだけです。会社名や住所は、返信のやり取りの中で聞けます。
どうしても外せない項目があるなら、必須ではなく任意にします。必須マークが多いフォームほど、入力の途中で手が止まります。
「ご予算」「導入時期」といった項目は、営業側には便利でも、まだ検討段階の人には答えにくいものです。ここで止まる人が一定数います。
スマホのキーボードを項目に合わせて切り替える
電話番号の欄で日本語キーボードが開く、メールアドレスの先頭が勝手に大文字になる。こうした小さな不便が積み重なって離脱を生みます。
HTMLの入力欄には、キーボードの種類を指定するinputmode属性や、自動入力を助けるautocomplete属性があります。制作会社に依頼しているなら、「入力欄にinputmodeとautocompleteを設定してほしい」と伝えるだけで通じます。
あわせて、氏名やユーザー名の欄では自動修正・自動大文字化を切っておくと、意図しない変換を防げます。
エラーは「その場で・何が悪いか」を出す
送信を押してから初めてエラーが出る作りは、直したい箇所を探す手間がかかります。入力欄から離れた時点で、その欄の下に理由を出すのが親切です。
「入力内容に誤りがあります」だけでは何も伝わりません。「電話番号はハイフンなしで入力してください」のように、直し方まで書きます。
そして、エラー画面に戻ったときに入力済みの内容が消えていないかを必ず確認してください。ここで消えると、ほぼ戻ってきません。
送信後に何が起きるかを、送信前に書いておく
「営業電話が来るのではないか」という不安で手が止まる人がいます。ボタンの近くに、送信後の流れを1〜2行書いておくと安心材料になります。
「2営業日以内に担当者からメールでご返信します。しつこい営業はいたしません」といった一文で十分です。書いたことは必ず守ってください。
反応の速さ(INP)も入力体験の一部
タップしてから画面が反応するまでの速さは、コアウェブバイタルのINP(Interaction to Next Paint)という指標で測られています。web.devの公式ドキュメントでは、INPが200ミリ秒以下なら良好、200ミリ秒超500ミリ秒以下は改善が必要、500ミリ秒超は不良と定義されています。
INPはページ上のすべての操作の遅さを観測し、ほぼすべての操作がその値を下回る1つの数値として報告される指標です。フォームの入力やボタンのタップも当然この対象に入ります。
入力欄をタップしても反応がないと、利用者は同じ場所を何度も押します。順位のためというより、離脱を防ぐために見ておきたい数字です。

Googleが公式に示している「信頼」と「連絡先」の見せ方

E-E-A-Tの中で最も重要なのは「信頼」
Google検索セントラルの「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」というドキュメントには、経験・専門性・権威性・信頼性のうち信頼が最も重要であり、他の3つは信頼に寄与するものだと明記されています。
同じページには、健康・経済的な安定・安全に大きく影響しうるトピック(YMYL)では、E-E-A-Tに沿ったコンテンツをより重視するとも書かれています。士業や医療、金融に関わる業種は特に意識したいところです。
なおGoogleは、E-E-A-T自体は特定のランキング要因ではないとも説明しています。「これをやれば順位が上がる」という単純な話ではない点は押さえておいてください。
「誰が作ったか」を自明にする
同ドキュメントは、コンテンツについて「誰が・どのように・なぜ」作ったかを考えるよう勧めています。「誰が」の項目には、訪問者にとって著者が自明かどうか、期待される場所に署名があるか、署名から著者の背景情報にたどり着けるかという問いが並びます。
読者が署名を期待する場所には、正確な著者情報を追加することを強く推奨する、という表現も使われています。会社概要ページや執筆者プロフィールへのリンクは、この考え方に沿った実装です。
信頼を得る作業は、そのまま問い合わせのハードルを下げる作業でもあります。SEOと導線改善が重なる数少ない領域です。

連絡手段はGoogle側にも伝えておく
Google検索セントラルの「ビジネス情報をGoogleに登録する」というガイドには、サイトの正式な情報を整える手順がまとまっています。ビジネスプロフィールの登録、サーチコンソールでの所有権確認、ナレッジパネルの更新、構造化データの追加という4段階です。
同ページには、顧客はビジネスへの連絡方法を探していることが多く、Googleはそれを助けるために最適な情報を表示しようとしている、という説明もあります。カスタマーサポートの手段を明示するよう勧める項目が独立して設けられています。
すべてのサイトで役立つ構造化データとして、Organization(ロゴ)とパンくずリストが挙げられています。会社情報を機械が読める形で置いておくと、検索結果での見え方が安定します。
店舗なら、Googleビジネスプロフィールが第2の入口
店舗や地域密着のサービスでは、そもそもサイトに来る前に電話やルート検索が発生します。Googleビジネスプロフィールの電話番号・営業時間・写真が、実質的な問い合わせ導線になっているケースです。
サイトのフォームだけを見ていると、この経路の成果が丸ごと抜け落ちます。地図側の数字も並べて確認してください。

ブログ記事から問い合わせにつなげる「橋渡し」の作り方

記事の役割は「相談していい状態」まで連れて行くこと
ブログ記事を読んで、その場で問い合わせる人はごくわずかです。記事の役割は、悩みの正体をはっきりさせ、相談してもいいと思える状態まで連れて行くことにあります。
ですから記事の末尾は、いきなり「お問い合わせはこちら」ではなく、「今日できることを1つ」提示してから導線に渡すほうが自然です。
記事末尾に置く行き先は1つだけにする
末尾に、資料請求・無料相談・メルマガ登録・サービスページを全部並べると、どれも選ばれません。選択肢が増えるほど、決めずに閉じる確率が上がります。
記事ごとに、いちばん自然な行き先を1つだけ決めてください。その記事を読んだ人が次に知りたいことに、いちばん近い場所です。
記事の途中にも、文脈に合う導線を1〜2か所
末尾まで読む人ばかりではありません。話題が切り替わる直前に、その話に関係する導線を差し込むと拾える人が増えます。
ただし増やしすぎると読みづらくなります。記事の中に2か所、末尾に1か所、というくらいが上限だと考えています。

サービスページ側に「よくある質問」を置く
問い合わせ直前で止まる理由は、たいてい不安です。料金、納期、対応エリア、断られないか。この4つが多いという実感があります。
サービスページの下に、この4つに答えるQ&Aを置いてください。フォームの直前で疑問が解消されると、そのまま進んでもらえます。
記事とサービスページを内部リンクでつなぐ
集客記事とサービスページが内部リンクでつながっていないサイトは意外と多いものです。読者にとっても、検索エンジンにとっても、経路がない状態になっています。
関連する記事から、成果につながるページへ複数の導線を作っておきます。機械的に全記事から一括でリンクするのではなく、話題が合う場所に置くのがコツです。

直したあと、効果をどう確かめるか

一度に1か所だけ変える
ボタンの文言・フォームの項目数・料金表記を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。次に別のページを直すときの判断材料も残りません。
面倒でも1か所ずつです。訪問者数が少ないサイトほど、変化が数字に出るまで時間がかかるので、最低でも2〜4週間は様子を見てください。
順位・クリック・問い合わせを並べて見る
問い合わせが減ったとき、原因が導線なのか、そもそも検索からの流入が減ったのかを切り分ける必要があります。順位とクリック数を毎日残しておくと、この判断が数分で終わります。
Googleは大小のアップデートを継続的に実施しています。2026年は3月と5月に検索向けの広範なコアアップデートが行われ、8月18日から21日にかけてスパムアップデートが実施されました(このほか2月にDiscover向けのコアアップデートがありました)。自社の変更とGoogle側の更新は、日付を照らし合わせて切り分けます。

AI経由の流入は、GA4で別チャネルとして見られる
2026年5月13日に、GA4のチャネル定義へ「AIアシスタント」が追加されました。ChatGPTなどのAIサービス経由の訪問を、初期設定のまま分けて見られるようになっています。
ただし完全ではありません。認識されなかった分はReferralに、参照元の情報が失われた分はUnassignedやDirectに入るため、実際より少なく出る傾向があります。
またGoogleのチャネル定義では、AIによる概要やAIモードからの流入はこのチャネルではなく自然検索に合算されます。AI経由の数字を見るときは、この前提を知っておいてください。
アクセス数だけをゴールにしない
導線を直すと、アクセス数は変わらないのに問い合わせだけ増えることがあります。逆に、アクセスが減っても質の高い問い合わせが増えることもあります。
記録するのは、問い合わせ件数・電話件数・来店数・成約数です。アクセス数は途中経過であって、目的そのものではありません。

業種別|最初に直すならここ

店舗・サービス業
最優先はスマホからの電話とルート案内です。電話番号をタップで発信できる状態にして、画面上部に固定表示します。
次に営業時間と定休日を、サイトとGoogleビジネスプロフィールの両方で最新にします。ここがずれていると、来店をあきらめられます。

BtoB・製造業
まず対応できる範囲を具体的に書きます。加工できる材質、対応ロット、納期の目安。この3つがないと、問い合わせる価値があるか判断できません。
フォームには「図面の添付」など、相手が送りたい情報を送れる欄を用意します。逆に、社名や部署名以外の細かい項目は削ります。
士業・専門職
相談していいのか分からない、という心理的なハードルがいちばん高い業種です。初回相談の料金と所要時間を明記するだけで、大きく変わります。
資格・登録番号・所属会も明示します。専門的な判断が必要な内容については、記事の中でも最終的な判断は個別の専門家にご相談くださいと書き添えるのが誠実です。
どの業種でも共通する最初の一歩
自社のサイトを、自分のスマホで開いてみてください。トップページから問い合わせ完了まで、実際に指で操作してみます。
途中で迷った箇所、押しにくかった箇所、入力が面倒だった箇所。それが最初に直すべき場所です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 問い合わせ率は何%あれば良い状態ですか?
業種・単価・検索意図によって大きく変わるため、一律の目安を示すことはできません。高単価のBtoBと、地域の飲食店とでは前提がまったく違います。
他社と比べるより、自社の先月と比べてください。同じ数え方で毎月記録していれば、増えているか減っているかは確実に分かります。
Q2. フォームの項目を減らすと、質の低い問い合わせが増えませんか?
その懸念はもっともです。ただし、項目を増やして絞り込むより、ページ側に料金の目安や対応範囲を書いて絞り込むほうが健全です。
入力の手間で選別すると、本当に依頼したかった人まで落としてしまいます。まずは減らしてみて、対応しきれなくなってから調整するのをおすすめします。
Q3. ポップアップは絶対に使ってはいけませんか?
使ってはいけないと断定するものではありません。Googleが問題としているのは、ページ全体を覆って本文にたどり着けなくする形式です。
公式ドキュメントでは、画面の一部だけを使うバナー形式が推奨されています。また、同意や入力のために別ページへリダイレクトしないようにとも書かれています。
Q4. 導線を直したら、順位も上がりますか?
直接的に順位が上がると約束することはできません。導線改善は、来てくれた人を取りこぼさないための施策です。
ただし、運営者情報を整える、邪魔なダイアログをやめる、ページの反応を速くするといった作業は、Googleが公式に推奨している方向とも重なります。結果として評価につながる可能性はあります。
Q5. AI検索が増えると、問い合わせは減りますか?
調べものだけで終わる検索は、AIの回答で完結しやすくなっています。一方で、依頼先を探している人は最終的にどこかに連絡を取る必要があります。
訪問者数が減る前提に立つなら、来た人を確実に受け止める作りにしておくことの重要性はむしろ上がります。導線の整備は、その備えでもあります。
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まとめ|順位を上げる前に、受け止める側を整える
アクセスがあるのに問い合わせが増えないとき、原因は集客ではなくサイトの中にあります。順位・アクセス・問い合わせは別の関門で、それぞれ別の対策が必要です。
取りこぼしが起きやすいのは、次にすることが書かれていない、ボタンの言葉が曖昧、電話がタップできない、料金が分からない、運営者が分からない、ポップアップが邪魔、フォームが長すぎる、の7か所です。
Googleも公式に、全画面のインタースティシャルではなくバナーを使うこと、E-E-A-Tでは信頼が最も重要であること、著者や連絡先を自明にすることを示しています。導線を整える作業は、Googleが推奨する方向とも重なります。
直すときは一度に1か所だけ。変える前の数字を控え、2〜4週間見てから次に進みます。順位とクリック数も並べて記録しておくと、原因の切り分けが楽になります。
今日できることを1つ挙げるなら、自社サイトを自分のスマホで開いて、問い合わせ完了まで実際に操作してみることです。指が止まった場所が、最初に直すべき場所です。
そのうえで、狙っているキーワードの順位が日々どう動いているかを残しておきたい方は、AccessScopeの無料プランをお試しください。サイトのURLとキーワードを登録するだけで、毎日自動で順位を記録します。10キーワードまで無料・クレジットカードの登録も不要です。
この記事は、株式会社アクセス・リンク代表であり全日本SEO協会認定SEOコンサルタントの三田健司が執筆しました。Web制作歴10年以上、延べ1,000件以上のサイトに関わってきた経験と、Google検索セントラル「インタースティシャルとダイアログ」(最終更新2025年12月10日・全画面ではなくバナーの使用を推奨/ページ全体を覆わない/同意や入力のために別ページへリダイレクトしない)、Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(最終更新2025年12月10日・E-E-A-Tのうち信頼が最も重要/「誰が・どのように・なぜ」/署名と著者情報の推奨/E-E-A-T自体は特定のランキング要因ではない)、Google検索セントラル「ビジネス情報をGoogleに登録する」(最終更新2025年12月10日・ビジネスプロフィールの登録/サーチコンソールでの所有権確認/Organizationとパンくずリストの構造化データ/カスタマーサポート手段の明示)、web.dev「Interaction to Next Paint (INP)」(200ミリ秒以下が良好/200〜500ミリ秒は改善が必要/500ミリ秒超は不良)にもとづいて構成しています。GA4の「コンバージョン」から「キーイベント」への名称変更が2024年3月であること、および設定手順は、複数のGA4解説メディアで一致している内容を確認したうえで記載しています。ゼロクリック検索68.01%という数値は、SparkToroとSimilarwebが2026年6月に公表した2026年1〜4月の米国Google検索の分析にもとづくもので、米国かつブラウザ内の検索に限られる点も本文に明記しました。GA4の「AIアシスタント」チャネル追加(2026年5月13日)とAIによる概要・AIモードの扱いは、Google公式のチャネル定義にもとづきます。2026年8月のスパムアップデート(8月18日展開開始・8月21日完了)と、2026年のコアアップデート(2月のDiscover向け、3月・5月の検索向け)は、Googleの検索ステータス ダッシュボードの公表内容によります。記載の仕様・日付は2026年8月28日時点で確認したものです。

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