サーチコンソールに「見つかりませんでした(404)」や「ソフト404」と表示されて、何を直せばよいのか分からない。そんなお悩みはありませんか。
この2つは似ていますが、意味も直し方も違います。
この記事では、404エラーとソフト404の違い、放置してよいものと直すべきものの見分け方、具体的な直し方を、Google公式の説明をもとに、経営者・店舗オーナーの方向けに順を追って解説します。専門用語はなるべく使わず、自社で確認できる手順にまとめました。
私は認定SEOコンサルタントとして、Web制作10年以上・延べ1,000件以上のサイトに関わってきました。リニューアルや記事整理のあとに「404が大量に出た」というご相談は、現場でもよく見かけます。
ただ、慌てて全部を直す必要はありません。
記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司
結論|404は「消した記事なら正常」、ソフト404は「見つからないのに200を返す不具合」

先に押さえたい4つの要点
1つ目は、404は「そのページはありません」とサーバーが正直に答えている状態だという点です。意図して消したページなら、404のままで問題ありません。
2つ目は、ソフト404は、ページがないのに「正常です(200)」と返してしまう状態だという点です。見た目は「見つかりません」でも、裏側の返事がちぐはぐなので、Googleが混乱します。
3つ目は、直すのは「自社のページや、サイトマップから案内しているURLが404になっているもの」だという点です。Search Consoleのヘルプも、リンクされている404かサイトマップ記載の404を優先して直すことを案内しています。
4つ目は、ページを移したなら301転送、消したなら404のまま、中身が薄いなら加筆、と状況で直し方が変わる点です。次の表で、全体像をつかんでください。
迷いやすい点を1枚にまとめると
| こんなとき | 基本の対応 | 詳しい章 |
|---|---|---|
| 記事を意図して削除した(代わりのページなし) | 404のままでよい。内部リンクとサイトマップから外す | 4章・6章 |
| URLを変えた・ページを移した | 新しいURLへ301転送する | 6章 |
| 「見つかりません」と出るのに、返事が200 | 404を返すように直す(ソフト404の修正) | 7章 |
| 中身がほとんどない薄いページ | 加筆するか、統合・削除を決める | 6章 |
| トップページへまとめて転送している | 関連するページへ個別に転送し直す | 8章 |
この記事のゴールは、「404の数をゼロにすること」ではありません。サイトの利用者とGoogleの両方に、正しい返事をするサイトにすることです。
404エラーとは|「そのページはありません」というサーバーの返事

ステータスコードは、サーバーがブラウザに返す「返事」
ホームページを開くとき、ブラウザはサーバーに「このページをください」とお願いします。サーバーは、ページの中身といっしょに、結果を示す3桁の数字(ステータスコード)を返します。
「200」は「どうぞ、正常です」という返事です。「404」は「そのURLのページは見つかりません」という返事です。
HTTP/1.1 200 OK ← ページがあり、正常に表示できる
HTTP/1.1 301 Moved ← ページは別のURLに引っ越した
HTTP/1.1 404 Not Found ← そのURLのページは見つからない
404が出る主な原因
原因でいちばん多いのは、記事やページを削除した、またはURL(ページのアドレス)を変更したことです。リニューアルでURLの形が変わったときも、古いURLが404になります。
ほかにも、リンクのURLを書き間違えている、ほかのサイトから間違ったURLでリンクされている、といった原因があります。自社のミスだけでなく、他社サイトのリンクの間違いでも404は出ます。
404になったページの扱い|Google公式の説明
Googleの公式ドキュメント「HTTPステータスコードがGoogleのクローラーに及ぼす影響」には、4xx(429を除く)のステータスコードは、同じように扱われると書かれています。404も、その仲間のひとつです。
また、4xxを返すURLのコンテンツは、Googleは使用しないとあります。すでに検索に登録されていたURLが4xxを返すようになると、インデックス(検索に出る登録)から削除される、という説明です。
新しく見つかった404のページは処理されず、クロール(Googleの巡回)の頻度も、徐々に下がっていきます。つまり、404は「ない」と正しく伝える返事であり、それ自体は異常ではないということです。
ソフト404とは|見た目は「見つかりません」なのに、返事は「200」

ソフト404が起きる仕組み
ソフト404は、ページが存在しないのに、サーバーが「200(正常)」を返してしまう状態です。画面には「お探しのページは見つかりません」と出ているのに、裏側の返事は「正常です」になっています。
Googleの公式ドキュメントには、200系の返事でも、コンテンツにエラーがあることが示されている場合(空白のページやエラーメッセージ)は、Search Consoleがソフト404のエラーを表示する、と書かれています。
見た目:「お探しのページは見つかりません」と表示される
返事 :HTTP/1.1 200 OK ← ここがちぐはぐ(ソフト404)
Search Consoleのヘルプでの定義
Search Consoleのヘルプ「ページのインデックス登録レポート」では、ソフト404を、次のように説明しています。ページをリクエストしたところ、ソフト404と見なされる返事が返ってきた状態で、404のコードではなく、ユーザーに分かりやすい「見つかりませんでした」というメッセージが返されたもの、という説明です。
対処として、ヘルプは、実際に見つからないページには404のステータスコードを返すこと、そして「見つからなかった」ことを示す説明をページにも書くことを案内しています。
本物の404とソフト404の違い
| 本物の404 | ソフト404 | |
|---|---|---|
| 利用者に見える画面 | 「見つかりません」 | 「見つかりません」(同じ) |
| サーバーの返事 | 404 | 200(正常) |
| Googleの受け取り方 | 「ページはない」と明確に分かる | 中身から「ないらしい」と推測される |
| Search Consoleの表示 | 「見つかりませんでした(404)」 | 「ソフト404」 |
| 直すべきか | 意図した削除なら、そのままでよい | 返事を404に直す、または中身を整える |
利用者にとっては、どちらも同じ画面です。違いは、サーバーとGoogleの間でやりとりされる「返事」の部分にあります。
「中身が薄いページ」もソフト404になることがある
ソフト404は、エラーページだけで起きるわけではありません。商品がない在庫切れのページ、検索結果が0件のページ、中身がほとんど空のページなども、Googleにソフト404と判断されることがあります。
この場合は、返事を404にするだけでなく、そのページを残す価値があるかを判断する必要があります。残すなら、読む人の役に立つ中身を足す。
残さないなら、404にするか、近い内容のページへ転送します。
404は放置していい?SEOへの影響と、直す・直さないの境目

404があるだけで、サイト全体の評価が下がるわけではない
Search Consoleのヘルプには、404について、Googleは明示的なリクエストやサイトマップなしでURLを見つけていて、別のページからのリンクか、以前存在して削除されたものと説明されています。さらに、ページが置き換えなしで削除された場合、404は必ずしも問題ではない、とも書かれています。
つまり、不要になったページが404になるのは、サイトの普通の姿です。「404が1件でもあると順位が下がる」と心配する必要はありません。
本当に困るのは、この3つ
現場で見て、実際に困るのは次の3つのケースです。1つ目は、検索で上位に出ていた記事や、問い合わせにつながっていた記事が、うっかり404になっている場合です。
2つ目は、自社サイトの中から、404のページへリンクが張られている場合です。読む人が行き止まりに当たってしまい、使いにくいサイトになります。
3つ目は、ほかのサイトから評価されていたページ(リンクをもらっていたページ)が404になり、せっかくの入口を失う場合です。この場合は、新しい近いページへの301転送で、入口をつなぎ直すことを検討します。
Search Consoleのヘルプが示す優先順位
ヘルプは、404の対処について、一般的には、自分のサイトからリンクされているか、サイトマップに記載されている404だけを直すことを勧めています。すべての404を消す必要はないという考え方です。
また、ヘルプには、Googleは既知のURLが一時的に4xxを返しても、一時的なエラーに備えて、引き続きクロールすることがある、とあります。ですから、削除したあとも、しばらく404の報告が残ることがあります。
「検出済みのURLをGooglebotから完全に消す方法はない」とも明記されています。報告が残り続けても、焦らず、直すべきものだけを直しましょう。
サーチコンソールで404とソフト404を見つける手順

ページのインデックス登録レポートを開く
Search Consoleの左メニューから「ページ」(ページのインデックス登録レポート)を開きます。画面の下の方に、「ページがインデックスに登録されない理由」の一覧があります。
その中に、「見つかりませんでした(404)」と「ソフト404」の行があれば、該当のURLが一覧で確認できます。クリックすると、対象のURLが表示されます。
見るときの3つのコツ
1つ目は、各URLを「自社のミスか」「意図した削除か」に分けることです。意図した削除なら、そのままで構いません。
2つ目は、404の報告は、過去1か月間に404が返されたURLのみが表示される点を知っておくことです。ヘルプにも、そう書かれています。
3つ目は、URL検査ツールで、1件ずつ現状を確かめることです。「公開URLのテスト」で、今のサーバーの返事を確認できます。
使い方は、別の記事で詳しく解説しています。

ほかの「登録されない理由」との見分け方
「ページが登録されない」という報告は、404のほかにも、noindex、重複、クロール済み・未登録など、いろいろな理由があります。404やソフト404だけを見て終わりにせず、全体の内訳を見ましょう。
インデックスされない原因と、確認の順番は、別の記事にまとめています。

404・ソフト404の直し方|状況別の判断表

パターン1|意図して削除した(代わりのページなし)
古いお知らせや、終了したキャンペーンのページなどは、そのまま404にして構いません。サイトの中からそのページへのリンクを外し、サイトマップにも載せないようにします。
後日、Search Consoleに「404」の報告が残っていても、自社からリンクされておらず、サイトマップにもないなら、急いで対処する必要はありません。
パターン2|URLを変えた、ページを移した
同じ内容のページが別のURLにあるなら、古いURLから新しいURLへ、301転送(恒久的な転送)を設定します。Googleのリダイレクトの説明にも、永続的なリダイレクトは、検索結果に新しい転送先を表示させるためのものとあります。
転送先は、元のページと内容が近いページにします。設定のしかたと注意点は、別の記事で詳しく解説しています。

パターン3|中身が薄い、または古いページ
削除するか迷う古い記事は、「残して書き直す」「ほかの記事と統合する」「削除する」のどれにするかを、順位やアクセスを見て決めます。判断の基準は、このページ末尾の関連記事でも紹介しています。
パターン4|URLの書き間違い
内部リンクのURLの打ち間違いは、リンクを正しいURLに直すのが基本です。他社のサイトからの間違いリンクで、アクセスが入っているなら、正しいURLへの301転送を検討します。
判断に迷ったときの順番
次の順番で考えると、迷いにくくなります。まず、そのページに価値があったか(検索で見られていたか)を確かめます。
価値があったなら、復活させるか、近いページへ301転送します。価値がなかったなら、404のままで構いません。
ソフト404の直し方|エラーページが「404」を返すようにする

まず、本当にソフト404かを確かめる
Search Consoleのヘルプには、確認の方法として、公開URLテストの「テスト済みのページを表示」で、サーバーが返した内容を見られることが書かれています。ここで、ページの中身が「見つかりません」の画面になっているかを確かめます。
もうひとつの方法は、ブラウザの開発者ツールです。Chromeなら、F12キーを押して「Network」を開き、対象のURLを読み込むと、ステータスコードが表示されます。
404ではなく200になっていたら、ソフト404です。
直し方の基本|返事を404にして、画面も親切にする
直し方の基本は、見つからないページに、ステータスコード404を返すように設定することです。画面の見た目を変えるだけでは直らない点に注意してください。
そのうえで、404のページには、「お探しのページは見つかりませんでした」という説明と、トップページや主要なページへの案内を置きます。利用者が迷わず、次の行き先を選べるようにするのが目的です。
親切な404ページに入れたい4つのもの
1つ目は、「ページが見つかりません」と分かる一文です。2つ目は、トップページへのリンクです。
3つ目は、主なサービスや人気記事への案内です。4つ目は、サイト内を探せる検索ボックスです。
どれも、利用者の行き止まりを防ぐための工夫です。
それでも直らないときの確認
設定を変えたあとは、同じURLで、もう一度ステータスコードを確かめます。404になっていれば、Search Consoleで「修正を検証」を押し、様子を見ます。
反映には、数日から数週間かかることがあります。サイトマップを更新して、Googleに最新の状態を伝えておくのも有効です。
サイトマップの作り方は、別の記事にまとめています。
やってはいけない対処|404を全部トップページへ転送しない

なぜ、一括でトップへ転送するのが避けたい方法なのか
404をなくしたい一心で、すべてのURLをトップページへ転送する方法は、避けたほうがよいと考えています。読む人は、探していたページと違う場所に連れて行かれて、戸惑います。
現場では、このような転送のあとに、Search Consoleの報告が「ソフト404」に変わってしまう例を、見かけることがあります。転送するなら、内容が近いページへ、個別に設定するのが基本です。
転送先を決めるときの考え方
転送先は、「そのページを探していた人が、次に読みたいページ」にします。古いサービスのページなら、今のサービス一覧や、後継のページが候補になります。
近いページがなければ、無理に転送せず、404のままにして、親切な404ページで案内する方が、利用者にとっても自然です。
WordPressでの確認と、月1回の点検ルーティン

WordPressでの確認ポイント
WordPressでは、テーマに「404ページ」のテンプレートがあり、通常は、見つからないURLに404を返します。ただし、一部のプラグインの設定や、独自のリダイレクト設定によって、404のページが200を返したり、トップに飛ばされたりすることがあります。
確認のやり方は簡単です。存在しないURL(たとえばサイトのドメインの後ろに、でたらめな文字を足したもの)を開いて、ステータスコードが404になるかを確かめます。
月に1回の点検ルーティン
リニューアルや記事の整理をしたあとは、月に1回、Search Consoleの「ページ」レポートを見る習慣をつけましょう。見るのは、「見つかりませんでした(404)」と「ソフト404」の件数と、新しく増えたURLです。
増えたURLがあれば、「自社のミスか」「意図した削除か」を分けて、直すものだけに対応します。その月に重要な記事を新しく書いたときは、URL検査で、きちんと取得できているかも確認しておくと安心です。
順位が急に消えた記事があるときは、そのページが404になっていないかを、まず疑ってみてください。検索順位の変化を日々記録しておくと、いつから変わったかが分かり、原因の切り分けがしやすくなります。
順位の自動記録には、AccessScopeの無料プランが使えます(10キーワードまで無料)。
よくある質問

404が大量に出ています。全部直さないと順位は下がりますか?
全部を直す必要はありません。Search Consoleのヘルプは、一般的に、自分のサイトからリンクされているか、サイトマップに載っている404を直すことを案内しています。
意図して削除したページの404は、そのままで構いません。
404のページを削除したあと、Search Consoleの報告がずっと消えません。
ヘルプによると、Googleは、既知のURLが一時的に4xxを返しても、一時的なエラーに備えて引き続きクロールすることがあり、検出済みのURLをGooglebotから完全に消す方法はないとされています。しばらく報告が残っていても、異常ではありません。
404と410は、どう使い分けますか?
Googleの公式ドキュメントでは、429を除く4xxは、同じように扱われると説明されています。ですから、中小企業のサイトでは、ふだんは404のままで問題ないと考えてよいでしょう。
サーバーの設定で410を返す場合も、リンクとサイトマップから外す対応は変わりません。
関連記事



まとめ|404は「正直な返事」、直すのはリンクされている404とソフト404
404は、「そのページはありません」とサーバーが正直に答えている状態です。意図して消したページなら、そのままで構わず、404があるだけでサイト全体の評価が下がるわけではありません。
直すのは、自社のページやサイトマップから案内しているのに404になっているURL、そして、ページがないのに200を返してしまうソフト404です。URLを変えたなら301転送、消したなら404のまま、中身が薄いなら加筆か統合、と状況で使い分けます。
まずは今日、Search Consoleの「ページ」レポートを開き、「見つかりませんでした(404)」と「ソフト404」の内訳を確かめるところから始めましょう。そのうえで、1件ずつ、「自社のミスか、意図した削除か」を分けていけば、直すべきものが見えてきます。
直したあとの検索順位の動きを、数字で確かめたくなったら、AccessScopeの無料プランを試してみてください。サイトのURLを入れるだけで、検索順位の自動記録を始められます。

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